年上の前夫【1】

3月 25th, 2014

私の離婚を「ヒトデナシ」と言う人もいるでしょう。
もし私が傍で聞く立場であれば、そう思ったかも知れません。
夫は15才年上。
私が33才の時に結婚しました。
婚活を続けていましたが、これといった成果も得られないまま30を過ぎていました。
そんな時に取引先のバイヤーである夫と出会ったのです。
当時夫は45才。
落ち着いた雰囲気に私は惹かれました。
今までの恋愛は、私の好みでしょうが、全て不倫でした。
一回りも違えばほとんとの方が妻帯者ですものね。
だからといって奪い取るような根性があるわけもなく、相手の幸せを願って身を引くということで幕は下りていました。

夫はバツイチ、離婚後半年経っていたでした。
そうであれば何の支障もありません。
私は彼を慕い、かれも私を愛くしんでくれました。
そうして2年の交際の後、結婚をしました。
その時の私は「私なんかが結婚できるだなんて」と夢をみるような気持ちでいたのです。

確かに生活には苦労させられることはありませんでした。
しかし夫は私を子供扱いというか。。。意見を聞いてくれないのです。
何を言っても「黙っていろ」と叱られるばかり。
いくら生活に苦労がないといえ、私は妻ですから意見ぐらい聞いてくれてもいいはずです。
馬鹿にしているのかしら。。。と、不満が募っていきました。
それでも一人息子が生まれ、私は幸せでした。

結婚12年目の初夏、むすこが11才の年でした。
夫は脳梗塞で倒れたのです。
勤め先の健康診断の所見に再検査とあったのにもかかわらず、夫は病院に行くことを拒みました。
息子は泣いて病院に行ってくれるよう頼んだのですよ。
それも聞き入れませんでした。
その挙句に倒れたのです。
丁度休みの日で、家のお風呂場での出来事でした。
私が発見し、救急車を呼んで担ぎ込んでもらいました。

半年の入院。。。。
命があったことを、息子と二人、心から喜びました。
しかし、発券が遅れたことが災いし、右半身の麻痺と言語障害が残りました。
そんな自分にイラつくのでしょう。
横暴な態度や私に対する感謝の無さが目立ちます。
それでも病院に入院していてくれる間は、私が一息つく時間もありました。
病院も昨今、いつまでも居させてはくれません。
退院の日がとうとうやってきました。

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