立会い出産【2】

3月 22nd, 2014

妻は子供が保育園に入れるようになったのを期に、外で働くようになりました。
それからしばらくしてからでした。
妻の様子がおかしいと感じる日が度々あるようになったのです。
すこし派手な化粧をしているのは、外にでるから仕方ないにしても、なぜ下着の好みまで変わるのでしょう。
それに私に対する関心が、全く無くなっていました。
それでも子どもの世話はちゃんとしますし、ご飯なども作ってはくれています。
実質生活の中で困ることはありませんでした。
ある夜、寝ている私に妻がサインを送ってきましたが、私は寝ているふりをしてやり過ごしました。
妻は泣いているようでした。
心のなかですまないと言うしかありませんでした。

ある日話があると妻から言われました。
結婚して6年目です。
子供は4才になっていました。
「離婚したい」そう妻ははっきり言いました。
「私をほったらかしにしてもう4年。耐えられない。」
妻に男ができたというのには気がついていました。
それも仕方がないと思っていたのです。
私が妻を愛していないのかというと、それは違う。
私は愛していました。
ただ女性として扱うことが出来なくなった、それだけのことです。
肉体的な病気かもしれないと、病院にまで行ったのです。
しかしダメでした。
「精神的なものだから、時間が建てばなんとかなるだろう。環境が変わるのも良いでしょう。」
そう医者からは言われ、試しにそういう店に行くと、たしかに私は普通の男でした。
妻だから駄目だったのです。

「男ができたのか?」
やっとの思いで私は妻に聞きました。
妻は一瞬言葉を飲みましたが「そうよ。その人と結婚したいと思っている。向こうも子どもがいるから一緒でいいと言ってくれている。」と答えました。
決意をした妻の顔は、とても美しく見えました。
この時私は36才、妻は33才です。
まだ彼女は若い。
もっと愛されていいはずです。
私はそれを阻止するだけの力はありません。
ただ「わかった」というしかありませんでした。

これが私の離婚です。
子供には時々会えますが、近頃「主人があまりイイ顔をしないので会うのを控えて欲しい」そういわれ、それも了解しました。
彼女は愛されているのでしょうね、綺麗になりました。

私はそういう事に特別弱かったからいけなかったのかもしれません。

これはこれから結婚するであろう女性に助言です。
男性側が嫌がるときは、立会い出産を強要しないでしほしい。
そんなモノがなくとも、男は徐々に父として成長していくものです。
母と同じような痛みを共有しなければ、親になれないというものではない。
成り立ち方が母親とは違うだけなのです。
それを望む男ならばいいのですが。。。。
一緒に60年近くを幸せに過ごしていきたいと望むならば、立会い出産をもう一度考え直してみてください。

私はそれがなければ今でも妻と共に。。。いえ、元妻ですね。。。元妻と共に歩んでいたと思うのです。

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