紹介による結婚【3】

3月 12th, 2014

次の日私は死を覚悟し、5階の家のベランダから下の階の人の家に、カーテンで作ったロープを使って飛び移りました。
隣の家は構造的に無理だったのです。
「泥棒!」そう叫ぶその部屋の住民に「お願いです。私の両親と警察に連絡してください!」とお願いました。
その住民も察しの良い人で助かりました。
髪の毛が半分焼けて仕舞っている私をソファーに座らせ、電話を入れて下さいました。

それからは本当に家族が一丸となって、相手の家族と戦いました。
たかだか離婚なのですが、相手は私からお金をとろうと必死でしたし、なにしろ短期間の離婚が2回も続けば、あまりに体裁が悪い。
傷害罪と殺人未遂で相手を訴えた父は、ほんとうによく頑張ってくれました。
相手から離婚を勝ち取ることは勿論ですが、なによりも「何らかの社会的制裁を受けるべきだ」と父は考えていました。

何もかも終わって、ふと親友が言ってくれた言葉を思い出していました。
彼をよく言わない親友に、私がへそを曲げて疎遠になっていたのです。
電話をかけ、事の次第を話した私に、彼女は泣いてくれました。
彼を私に紹介した看護師さんは彼と通じていました。
始めから私を二人して利用するつもりだったのでしょうか。。。
同性からの紹介には警戒をしなければならない、そう話して下さったのは父が願いしていた探偵さんでした。
弁護士さん、探偵さん、父はありとあらゆる手を使って、私を守ろうとしてくれたのです。
「人に紹介するというのは大変気を使うものですし、それを簡単に出来る人には気をつけたほうがいい。
特に同性というのはヤッカミが心の底にある場合も多いものですから。。。
良い男であれば、自分のものにするはずでしょ?」
そう聞かされ、私には全くない認識で。。。愕然としました。

「ねぇ、お見合いでもしない?いろいろ話来てるわよ。」
母が近頃はそう言ってきてくれます。
お見合いはちょっとまだ怖い気がします。
それも紹介ですものね。。。
勤めも再開し、充実した毎日です。
そんな中で「婚活はそろそろ始めてもいいかな。。。」と思いはじめています。
喉元過ぎれば熱さ忘れるってのでもないのですよ。
ただこの離婚の経験から、ちょっとは賢くなったのではないかと感じているのですが。
どうでしょうね。

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