過去よりも未来を見てくれる人と

12月 31st, 2012

友人達は驚いていましたね。
この歳になって再婚を考えるなんて、普通の思考ではありませんからね。
でも「オマエらしい考えだな。カッコイイお爺ちゃんになれるよう、陰ながら応援してるよ」と背中を押されました。

待っているだけではなかなかチャンスは掴めませんね。
20代~30代前半の女性が、わざわざ50歳のおじさんを相手にすることはありませんからね。
でも、私は今までの経緯も包み隠さずプロフィールに書きました。
写真もしっかり載せたら、こちらからアプローチした分には好意的なメールが返ってきたり、実際に会うのをOKしてもらえたりしました。

最終的には、お見合いサイトでやり取りしていた30歳の方と相談所から紹介された27歳の方で絞ってしまいました。
私が「このお2人なら合うな」と思ったからです。

30歳の方と何度かデートしてみると、今まで結婚に至らなかったのが不思議なくらい容姿の整った人でした。
性格美人でもありますが、世の男性が放っておかないタイプだなと思いました。
彼女によると「プロポーズは何度も受けているけれど、私の理想の結婚生活が出来ない」と思っていたそうです。
なるほど、ハッキリしていていいなとは思いますが、“夫は高収入じゃないとダメ”というタイプであることが分かりました。
私ならそれが叶えられますからね。
嫌ではないですが、とりあえずキープの女性だなとは思いました。

27歳の女性は全く違うタイプです。
おっとりし過ぎていて、あまり良い男性に恵まれなかったとのことでした。
所謂“ダメンズ好きの女性”というものであって、気付けば相手は仕事をしなくなっていたそうです。
これでは幸せになれないと思い立ち、結婚相談所に登録したのです。

どちらも一長一短だなと思いましたが、私が一緒にいたいと思える女性は“いつも未来だけを見つめていてくれる人”でした。
お2人とは同時進行でデートを重ねましたが、意外にも27歳の方の方が過去を気にしないタイプでした。
初めてお会いした時に過去の話はされましたが、デート中には過去の話は一切しないし、私の過去についても聞いてこようとはしませんでした。
思わず聞いてみると、「私は過去に生きたいのではなくて未来を生きたいのです」と話してくれました。
「この女性だ!」と思いましたね。

私は30歳の方にはお断りをし、27歳の彼女とお付き合いをすることに決めました。
歳の差があるということもあり、結婚までに試練があるとは思いますが、お互いの気持ちが一番大切です。
私は彼女と結婚するでしょう。
仮にご両親に反対されても、誠意を見せて絶対に結婚したいと思います。

お爺ちゃんになりたくて、結婚を決意!

12月 30th, 2012

自由に生きたい!
ずっとそう思っていました。
そろそろ身を固めた方がいいと周りに諭されて30歳で一度結婚したものの、どうしても息苦しくて1年で離婚しました。
相手は結婚すれば私が変わるだろうと夢見ていたようですが、半年くらいで愛想を尽かして他の男性と付き合い始めました。
不貞行為ということで、本来ならば慰謝料を要求しても良かった離婚です。
ただし結婚して2ヶ月目には夫婦生活が破たんしていたし、私自身もそれほど痛手を負っていなかったので、円満離婚となりました。

31歳で晴れて自由の身となった私は、色々な女性とお付き合いはしていたものの「結婚はしたくないから、求めるなら他の相手を探せ」と偉そうに言っていました。
好きなことをやって生きていきたいし、デートするだけの相手がいればそれでいいと思っていました。
だから、50歳までずっと独身を貫いてきたのです。

ところが、50歳にもなると孫が出来る友人も出てきました。
子どもはそれほど好きではないし、自分自身に子どもも必要ないと思っていました。
子どもの可愛さを延々と語られてもなんとも思いませんでしたが、孫の可愛さを語っているお爺ちゃん顔の友人には「羨ましいな」と思える時がありました。
自分でも不思議に思うのですが、祖父母に可愛がられて育ったというのが大きいのかもしれません。

家に帰って鏡を見てみると、意外と老けた自分がいました。
気持ちだけは若いつもりだし、同世代よりは気を遣っていて若く見える方ですが、50歳であるという現実は鏡の中に映し出されていました。
「そうか。俺は子どもがいないからお爺ちゃんにはなれない訳か」。そう考えたら急にせつなくなりました。
健康診断の結果は良好だし、このまま行くと80歳まで生きてもおかしくはないなと思っていたので、その年齢でお爺ちゃんになれないのは寂しいものだと思ってしまったのです。

昔から猪突猛進だと言われていた私は、思い立ったら即行動する人でした。
今回も「お爺ちゃんにだけはなってみたい」と思ってしまったし、その為には結婚して子どもをもうけようと思ったのです。
そうなると、若い人と出会わないと夢が叶えられません。
かなり狭き門だと思いましたが、今は歳の差婚ブームで年上男性を好む女性が多いので、そういう女性を探そうと思いました。
お見合いサイトを設けている結婚相談所に登録し、両方から女性を探すことにしました。
年齢も年齢なので、当たって砕けろ精神でしたよ。

突然の大家族に

12月 29th, 2012

私は、二度と会わないことを彼に伝えました。
彼は電話口で謝ってくれましたが、子ども達を信じようと思ったのです。
子ども達が幸せになれないのなら、私も幸せになれるはずがないと確信しました。

そして、私は義両親にこのことを報告しました。
こういうことがあったので、この話は白紙に戻させてもらうと。
それから、子ども達の為にも頑張って婚活をすると宣言しました。

私は婚活サイトに登録しました。
仕事もあるしお金も使っていられないので、結婚相談所は敷居が高かったからです。
成婚率が高いサイトに登録して、私と子ども達との幸せを第一に考えてくださる人を探しました。

登録してから1年以上の歳月が経ちました。
色々な方にお会いしましたが、どうも結婚まで考えられる人には巡り会えませんでした。
焦っても仕方がないので、ドーンと構えていました。

ある時、4児のパパである男性からのメールを頂きました。
私と同じ境遇で、奥様とは死別した方でした。
子ども達に推されて婚活を始めることになったそうです。
子どもが沢山いるお父さんなら、我が子達のことも可愛がってくれるかなと思いました。

最初は2人でお会いしたのですが、次は子ども達も含めて会いたいと言ってくださいました。
私は好感触でしたが、子ども達がどう思うかです。
それはあちらも同じ気持ちでした。

全員で顔合わせをすると、なんとも賑やかな会になりました。
歳の近い子ども達も意気投合してしまい、いつの間にか家族のようになってしまいました。

彼と本当の家族になるにはそう時間は掛かりませんでした。
子ども達が「早く一緒に住もうよ」とキューピッドをしてくれ、お互いに気に入っていたこともあって、すぐに結婚の話になりました。

私自身は、子どもが沢山いるお相手と出会うということは全く考えていませんでした。
状況が状況だけに、再婚を考えている方と出会う確率は高いだろうなとは思っていました。
でも、子どもがいない方か、いてもせいぜい1人か2人だと思っていたのです。
それが、いきなり6人の母親になりました。
突然の大家族スタイルに戸惑わなかったと言えば嘘になります。
しかし、いざ一緒に住んでみると幸せが何十倍にもなりました。
自分が生んだ子供ではない分、叱り方に戸惑いを感じることもあります。
そこは優しい旦那様と一緒にゆっくり話し合っています。
幸せというのは人生で何度も訪れるものなのだなと、今は忙しい日々の中で嬉しい悲鳴を上げている最中です。

子どもの人を見る目

12月 28th, 2012

彼とお見合いをしてから4ヶ月くらいが経とうとしていました。
恋人らしい深いお付き合いは一切ありませんでしたが、週末になると私と子どもをどこかに連れて行ってくれました。
私も少しずつ彼のことを気に入っていったし、彼も一所懸命歩み寄ろうとしてくれているのだなと受け取っていました。

「今度の日曜日はどこに行きたい?」。私が子ども達に聞いてみると、意外な答えが返ってきました。
「どこにも行きたくないよ。ママと一緒にお菓子作りがしたい」と言われました。
まだ家に呼べるような関係にはなっていないし、困ったなと思いました。
「じゃあ、お兄ちゃんにも手伝ってもらって、皆でホットケーキでも焼こうか?」と言ったら「イヤだ」と上の子が言いました。
あんまりハッキリとものを言う子ではなかったので、全否定をされて驚いてしまいました。

私はこのまま順調に行けば、いい家族になれるのかなと思っていました。
でも、水面下では全く違う動きがあったのです。
口を閉ざしていた上の子に、どうして嫌なのかを追求してみました。
なかなか話してくれませんでしたが、彼が子ども達にこう言ったそうです。

「ママと僕が結婚したら、君たちは施設に入るんだよ」

施設という意味が分からなかった上の子は、学校の先生に意味を聞いてみたそうです。
ものすごくショックを受けて、それ以来彼を敬遠するようになっていったみたいです。
私は、子ども達の彼に対する係わり方が以前とは違うなと感じていました。
彼は相変わらず子ども達に優しく接しているし、私との関係も上手くいっていると思っていたから、気にし過ぎなのかなと思うようにしていました。
でも、こういう話になっていたのであれば話は別です。
私が彼に電話をして事情を話したら、否定されてしまいました。

なんとも判断がつかなかったので、私はその週末も彼と子ども達と出掛けることにしました。
子ども達は渋々着いて来てくれましたが、事件が起こりました。
上の子が迷子になって見当たらなくなってしまったのです。
私はものすごく焦って迷子センターに行きました。
必死で探していると、上の子が泣きながら出て来てくれました。
私が抱きしめようとした途端、彼が上の子を平手打ちにしました。
「迷惑を掛けようと思って隠れてたんだろう?ママに謝りなさい」。子どもの言い分も聞かずに怒り出したのです。

元旦那は厳しく躾をする人でしたが、いきなり殴りかかったりするような人ではありませんでした。
まずは子どもの言い分も聞き、それで子どもが悪いのであれば叱りつけるというスタイルでした。
子どもがいつまでも泣きじゃくるので、その日は彼に帰ってもらいました。
母親の勘と言いますか、子ども達の人を見る目は間違っていないだろうと確信しました。